ベランダ菜園 葉唐辛子栽培

農産物としての葉唐辛子

 

 

唐辛子といえばどうしても熟した鞘の部分がクローズアップされるわけですが、農産物としての葉唐辛子も着実に根付いたものとなっています。

 

 

葉は佃煮や漬物に使われるということで、9月末から10月初旬には八百屋でも葉唐辛子を束ねたものが販売されています。

 

 

日本で栽培されている主な唐辛子としては、鷹の爪、八房、伏見辛といったものがありますが、葉唐辛子としての農産物では伏見辛が多く販売されているようです。

 

 

また、農家では自家で栽培している唐辛子の葉を利用して、自家製の佃煮をつくることも普通に行われています。この場合は特に品種にこだわらずに、手近にある唐辛子の葉が用いられているようです。

 

 

葉唐辛子はあくまでも収穫時期のタイミングで収穫されるもので、収穫は未だ実が青いときに収穫して使うのが「青唐辛子」、葉を利用するのが「葉唐辛子」、そして通常の熟した「赤唐辛子」というように、3度に分けて収穫あいとぃるわけです。

 

 

唐辛子は中央アメリカ原産のナス科の1年草で、発芽時の気温が比較的高いことから5月連休明けに種を蒔きます。1本の木から大量の果実が収穫でき、どんな土地でも成長したくさんの果実を付ける丈夫な野菜です。そのため、3度に分けての収穫も可能で、葉唐辛子もそうした理由から食材として存在していることになります。